当院について

一言アドバイス

助産師がご出産を控えた患者様からよく受けるご質問や産後についての疑問にお答えします。助産師ならではのアドバイスを参考にして、楽しい産前産後の生活をお送りください。

助産師からの一言アドバイス

B群容血性レンサ球菌(GBS)について

 日増しに暖かみを増し、春の気配を感じられる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は、B群容血性レンサ球菌(GBS)についてお話します。

<B群容血性レンサ球菌(GBS)とは?>
 膣内に常在する菌の一つでもあり、指や皮膚に付いていることもあります。
膣には、自浄作用があり細菌感染は起こりにくくなっていますが、GBSは症状がなく自然に感染したり、治癒したりすることがあり、妊婦さんの10~20%はこの菌を保有していると言われます。
 GBSは、膣内の常在菌であるため、妊婦さんに悪さをすることはないので、通常は問題になりません。また、家族や周囲にうつす心配はなく、日常生活にも全く差支えありません。しかし、妊娠中にこの菌が膣内に認められると、分娩時、赤ちゃんが産道を通る際に感染し、細菌性髄膜炎や敗血症、肺炎などGBS感染症を起こすことがあります。GBSを保有している妊婦さんから生まれた赤ちゃん全員が感染するわけではなく、発症するのは1%以下と低いのですが、ひとたび発症すると重症化しやすいため、赤ちゃんの感染予防対策をとる必要があります。

<検査>
 妊娠36週前後に、おりものと肛門付近の細菌培養の検査をします。

<予防>
 赤ちゃんへの感染予防のため、①GBS培養検査が陽性②前児がGBS感染症③今回、妊娠中の尿培養で、GBS陽性④GBS保菌状態不明で、破水後18時間以上経過又は、38.0℃以上の発熱がある妊産婦は、分娩で陣痛が始まった時や破水時は、ペニシリン系の抗菌薬の点滴を行います。この点滴は、抗菌薬の血中濃度を維持するため、分娩まで時間毎に行います。
 抗菌薬は、お母さんの血液から胎盤を通過して赤ちゃんへ移行するため、分娩直前に母体内や赤ちゃんに抗菌薬を投与することになります。
赤ちゃんは、出生直後に耳から細菌培養の検査をします。その後、感染の徴候(発熱、呼吸様態、皮膚の色、哺乳状態、元気さ等)に、十分注意しておあずかりさせていただきます。


 季節の変わり目ですので、体調に気をつけて、お過ごし下さい。
健診や分娩で皆様にお会いできることを楽しみにお待ちしております。

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2019年3月 助産師 奥永

防災対策を考える

先日、数十年に一度という大型台風がもたらした豪雨により、被害にみまわれた地域及び、住民の方々に、心よりお見舞い申し上げます。
また、日本は地震大国でもあり、いつ大きな地震がくるかもしれません。
毎年々に台風による災害に立ち向かっている方々の報道をみて、他人事とは思えません。
そこで今回もう一度自分の家・部屋の安全性を確認し、改めて防災対策について考えていきたいと思います。

【自宅の安全性のチェック】
・避難経路を決めておく
 家具や物が倒れたり落下して避難通路をふさいでしまわないようにしておきましょう。
 食器棚や本棚などは固定をしておきましょう。
・寝室は安全な空間を作る
 背の高いものは置かないようにしましょう。
 ベッドや布団は窓から離れた場所に置きましょう。
 ベッドや布団の上に落ちてくるものは周りに置かないようにしましょう。
 出来れば寝室にホイッスル・懐中電灯・スリッパまたは靴を近くに置いておくとよいでしょう。
【自宅の備え】
・水は一人3Lを3日分用意しましょう。
・食料は3日分から1週間分あればベストです。(冷蔵庫に食料が入っているように)
・電池やカセットコンロ・予備のガスなどは余分に自宅に保管しておきましょう。

【赤ちゃんのための防災グッズ】
防災リュックは子供の重さも考え、厳選して入れましょう。女性がスムーズに避難できる
重さは10kgぐらいが限界です。

*母子手帳・保険証のコピー・乳児医療証のコピー
*ミルク(キューブタイプや個包装の粉ミルク・液体ミルク)
*哺乳瓶・マグ(プラスチック製がよい)
*水(軟水がよい)
*ベビーフード(そのまま食べられるビンや缶、レトルトタイプがよい。普段から食べなれてるおやつも)
*授乳ケープ
*ウエットティッシュ
*バスタオル
*スプーン・紙皿・紙コップ(赤ちゃんが食べやすいサイズのスプーンがよい。紙コップは
 哺乳瓶のかわりにもなる)
*オムツ・お尻拭き(1週間分のおむつはストックしておく)
*カイロ
*着替え(靴も)
*おもちゃ

普段の防災グッズにプラスしてこのような内容のものを準備しておきましょう。

【避難するには】
ハザードマップを手に入れましょう。(その地域の揺れや洪水・浸水・土砂災害などの危険度がわかります)
避難所は必ず確認しておきましょう。場所は実際に見に行って、ルートも把握しておきましょう。
・妊娠中  お腹で足元がみえにくいことに注意しましょう。
      1人ではなく誰かと一緒に避難するのがおすすめです。
・乳児   抱っこ紐を使用して避難しましょう。
      ベビーカーは使えません。
・幼児   靴を必ず履かせましょう。
      リュックなどに名前等を記入したカードを入れておきましょう。

避難所での生活はストレスや体力的な疲労など、負担の多い生活になります。
困った時はいつでも周りの人や地域のスタッフに相談しましょう。

参考情報・文献
まいにちスクスクより  Eテレ育児情報番組
「その時ママがすることは?」防災ブック SSVより

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2019年11月  助産師 松橋

会陰切開(えいんせっかい)ってどんな感じ?

 「鬼は外!福は内!」もうすぐ節分ですね。2020年を迎え皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
さて今回は会陰切開についてお話していきたいと思います。

会陰切開とは
 出産時に会陰部に切開を行う分娩介助方法のひとつです。
これだけ聞くだけでお産が怖くなってしまう方もいると思いますが、むやみやたらに切開をするわけではなく必要性に応じて適応を判断して行っています。切開から切開後の会陰の状態についてお話していきます。

会陰はどこ?
 膣と肛門の間を会陰といいます。妊娠をすると会陰はぽってりと厚みをおび出産の時にはゴムのように伸びてタートルネックのセーターから頭を出す時のように赤ちゃんの頭が出てきます。
膣から会陰中心部を肛門に向かって真下に切開することを正中切開といいます。
膣から肛門に向かって斜め下へ切開することを正中側切開といいます。
どちらを選択するかは医師が判断します。

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会陰切開が必要な場面とは
①会陰部の進展が不十分で高度な会陰裂傷が予測されるとき
②胎児の状態が良くなく会陰の抵抗が強く胎児の頭がなかなか出てこないとき
③吸引分娩や鉗子分娩などの必要性があるとき
④赤ちゃんが大きくて難産が予測されるとき
通常は切開部に局所麻酔をしてから会陰切開を行います。
以前はほとんど全員に会陰切開を行ってきましたが最近はひとりひとりの会陰の状態や分娩経過などに応じて必要性が判断され必要な場合に選択して行っています。
会陰切開が必要かどうかの判断は分娩直前に行われることがほとんどです。切開を行う前にはお声掛けをしてから行っています。

会陰切開後は
 切開をした傷を分娩後に医師が縫合していきます。5~10分くらいで終了します。局所麻酔を行うため痛みはほとんど感じませんが痛みが強い時は点滴から麻酔薬を注入し眠っている間に終了することもできます。
縫合後は鎮痛剤を処方しています。お薬を飲みながらコントロールする事ができます。翌日からシャワーを浴びることができるのでやさしく洗い清潔を心がけましょう。溶ける糸で縫合するので2週間くらいで吸収され抜糸はありません。大抵はこのころには傷の痛みは気にならなくなります。とても大きな傷ができた方でも1ヶ月健診には鎮痛剤も必要がなくなるまでに回復します。人間の体のすばらしいところですね。

会陰裂傷を最小限にするために
①外陰部に保湿クリームまたは植物性のピュアなオイルを塗りましょう。
会陰マッサージを勧めている病院もありますが当院は会陰マッサージの指導は行っておりません。日本ではまだまだ会陰マッサージについては浸透しておらず会陰マッサージのお話をするとかなり抵抗があり引いてしまう方が少なくありません。欧米では妊娠中以外でも会陰のマッサージは行っており当然のように膣の保湿クリームが売られています。
外陰部は排泄や月経時に紙と接触する機会がとても多い所です。皮膚はしっとりしていて柔らかい状態に保つことが大切になってきます。会陰マッサージはできなくても普段から外陰部全体にケアをしておくと会陰の伸びが良くなり裂傷を最小限にする事ができます。
②力を抜く
出産時にはいきむ力が必要になりますがそれは赤ちゃんが生まれる最終段階の時です。特に初産婦さんは初めて産道という名の膣を赤ちゃんが通ってきます。力が入りすぎてしまうと会陰にかかる負担が大きくむくんだり内出血をおこしてしまい外陰部全体のダメージが大きくなってしまいます。そうならないためにはゆっくり時間をかけて赤ちゃんが通ることができるようにできるだけ力を抜くことが裂傷を最小限度にするポイントになってきます。
③冷やさない
「冷えは万病のもと」と昔から言われています。身体が冷えるとあちらこちら不調を訴えます。実はお産の流れも冷えと関係しているところがあります。陣痛中は足を冷やさないで足首がすっぽりおさまるくらいの靴下をはいてもらっています。普段から体を冷やす食べ物を食べすぎないようにして一日の最後には湯船につかることをお勧めします。身体が温かいと皮膚の伸びも良くお産の流れもスムーズになります。

お産をする過程で避けることができない会陰裂傷も最小限度にとどめることができます。産後の回復も違ってきます。目には見えないところですがとても大事な場所です。普段からケアをすることでいたわりの気持ちが持てお産への恐怖心が軽減すると思いますので心かけてみてはいかがでしょうか。
わからないことがありましたら私たち助産師にお気軽に声をおかけくださいね。
まだまだ寒い日が続きます。お体ご自愛いただけますように…。

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2020年2月  助産師 森田

おっぱい、どんなカタチかな?

 こんにちは。もうすぐ春ですね!
卒業式に、入学式、いろいろと”準備の季節”です。
産まれてくる赤ちゃんのために、お洋服や、哺乳瓶など準備されている方もいると思います。
そこで、おっぱいの準備について、お話しします。

乳首のカタチって、、、いろいろあるって知ってますか?
温泉に行ったとしても、あまり人様の乳首なんて、まじまじと見ませんよね?
せいぜい、母親、おばあちゃん、姉妹、一緒に旅行に行くような友達、くらいの乳首しか見たことないですよね(笑)

外来では、17週以降の妊婦健診でおっぱいパンフを、お渡ししています。(当院で分娩予定の方)
こんな風にいろんなカタチがあります。

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正常のカタチだったら、問題なし!というわけではありません。
産まれてくる赤ちゃんとママのおっぱいのマッチングが全てです。
どういうことかというと、
<例1>
おっぱい)やわらかくて、伸びもよくて、なんて吸いやすそうなおっぱいなんだ!!
赤ちゃん)吸うのが上手じゃない赤ちゃん
<例2>
おっぱい)このおっぱいを吸える赤ちゃんなんているのかしら?という位、硬くて突出のないおっぱい
赤ちゃん)1000人に一人の逸材か!というくらい吸うのが上手な赤ちゃん
というように、極端に書くとこんな感じです。
”じゃあ、産まれてから考えるわ!”となる気持ちもわからないではないですが、、、
赤ちゃんのために、吸いやすい乳首にしていきましょう。
注意点は、おっぱいマッサージをすると子宮が収縮するため、 赤ちゃんを産んでいい時期の37週以降にしてください。

 赤ちゃんは、乳首の出ている部分だけを吸うのではなく、乳輪までくわえて吸います。
いわゆる、おっぱいの茶色の部分です。
なので、乳首を含めた茶色の部分がやわらかく、伸びるようにマサージして欲しいのです。
陥没している乳首も、マッサージで多少の突出が期待できます。
お風呂に入っている時に5分〜10分くらいで結構です。
乳輪を360度、痛くない程度に、押してみたり、引っ張ってみたり、ねじってみたり、
「やわらかくなあれ〜」と心の中で唱えつつ、行ってください(笑)

他に、扁平乳頭や陥没乳頭の方のために、乳頭を引っ張ったり(乳頭吸引機)、
ブラジャーの中に入れて、圧で自然に乳頭が出るようにする道具(ニップルフォーマー)もあります。
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上記の2点は当院にもございます。
ご覧になりたい方、ご購入希望の方は外来スタッフまでお声かけください。
また、「私のおっぱい、大丈夫ですか?」と、カタチについて不安な方も、
スタッフがおっぱいをチェックしてアドバイスさせて頂きますので、お気軽にお声かけください。

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2020年3月  助産師 堀尾

性器クラミジア感染症について

 鈴木産婦人科ホームページをご覧の皆様、こんにちは。新型コロナウイルス感染予防のため、当院でも予定していたマタニティビクスや母親学級など各クラスを急遽自粛とさせて頂いております。参加を予定されていた妊婦さまやご家族には大変ご迷惑をおかけしております。このような状況下ですが、気になることや聞いておきたいこと等ありましたら、ご遠慮なくスタッフへお声かけください。

 今回は、性器クラミジア感染症についてお話ししたいと思います。この性感染症(STD :Sexually Transmitted Disease)は日本でもSTDの中で最も感染者数が多いと言われ、クラミジア・トラコマティスという細菌が起因しています。この細菌は粘膜から侵入し尿道や子宮頚管、咽頭などに伝染し性行為やキスによって感染します。

症状
女性側の症状には
・おりものの異常(量が極端に増える、悪臭がする)
・性交時の出血や性交時痛
・生理痛様の下腹痛
などが挙げられますが、女性は症状が出にくく感染した方の90%以上が無症状であることも特徴です。無治療のまま長年放置されると子宮内膜炎や卵管炎を引き起こし、不妊や子宮外妊娠の原因にもなるので、性生活を営む女性は年に1回のスクリーニングを推奨します。
また、妊娠中の女性が感染すると約10%に産道を介して胎児に感染し生後新生児結膜炎や新生児肺炎を起こす可能性もあります。

一方、男性は比較的早期に症状が出ることが多く、尿道から感染し排尿時痛や尿道のムズ痒さなどの症状が出ます。

検査
当院では専用の綿棒で微量の頸管粘液(おりもの)をぬぐい取るだけで患者様にとって検査自体は負担なく受けて頂けます。
PCR法という顕微鏡では見ることのできない病原体の有無を調べる方法で、簡便にかつ、迅速な方法で検査が可能です
(新型コロナウイルス感染の有無を調べる検査方法としてPCR検査法が話題となっておりますが、当院でのPCR検査はクラミジアに特化したものです)

治療
検査結果が陽性であった場合は症状の有無に関係なく、原則的に抗生剤を処方し内服して頂きます。

服薬終了から約3週間後に病原検査を再度行い、治癒していることを確認すべきです。

カップルの男女それぞれに、検査や治療は行わなければ意味がないのでパートナーの協力を得て、治療中は性行の中止・コンドームを使用するなど、いたしましょう。

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2020年4月  助産師 小宮

葉酸について

 鈴木産婦人科のホームページをご覧の皆様、こんにちは。新緑の美しい季節になりましたが、いかがお過ごしですか
 新型コロナウイルス感染拡大予防による外出自粛生活が続き、ストレスが溜まっている方が多いのではないでしょうか。
 目に見えないウイルスから身を守るために質の良い睡眠を取り、免疫を高めるような食生活を心がけていきたいですね。
 今回は、妊娠を計画されている方や妊娠初期の妊婦さんに特に大切な栄養素【葉酸】についてお話したいと思います。

 ●葉酸とは?
 5大栄養素である炭水化物、たんぱく質、脂質、ミネラル、ビタミンをバランス良く摂取することはお母さんの体だけでなく、赤ちゃんの健康発育のためにとても大切です。ビタミンの中でCは良く耳にしますが、他にもA、B、D、Eなど数種類あり、水溶性と脂溶性に分類されます。葉酸は、B群に属する水溶性のビタミンの一つです。

 ●なぜ、葉酸が必要なのでしょうか?
 葉酸は、授精卵の細胞分裂時のDNA合成や胎児の成長発育に関連しています。赤ちゃんの体の大事な組織である脳や脊髄を作る基になる神経管や心臓を作るために沢山の葉酸が必要になり、諸外国の研究によれば、葉酸を十分に摂取することで神経管閉鎖障害(二分脊椎)などの先天異常の可能性が低くなることが分かってきました。葉酸は、ビタミンB12と一緒に血液を作る成分なので妊娠中、出産前後、授乳期にも重要です。

 ●葉酸を積極的に摂った方が良い時期は?
 妊娠の1カ月以上前から妊娠12週位の時期に必要な量を毎日摂ることが必要です。

 ●1日あたりの食品から摂る必要な葉酸の量は?
 18歳以上の成人女性の摂取推奨量は、0.24mgです。妊娠中の妊婦さんはその倍の量が必要になります。
 例えば、アボカドなら約3個、茹でたブロッコリーなら約2株に値します。妊娠を計画している女性に対しては食品からだけはでなく加えて栄養補助食品からも葉酸を摂ることが望ましいと厚生労働省が呼びかけしています。

 ●葉酸はどんな食品に多く含まれているのでしょうか?
  緑黄色野菜・・・ほうれん草、ブロッコリー、グリーンアスパラガス、春菊、菜の花、チンゲン菜、大豆もやしなど
  豆類   ・・・枝豆、納豆、そら豆、豆乳など
  果物   ・・・アボカド、イチゴ、マンゴー、パパイヤなど
  その他  ・・・レバー類、焼き海苔、栗など

  葉酸を添加している米、パン、も販売されているようです。

 ●葉酸を上手に摂るコツとは
 ビタミン類は、直ぐに体に行き渡るわけではないので毎日少しずつ摂ることが大切です。同じ食品をたくさん食べ続けるのではなく、色々な食品から多くの栄養素が摂れるようにしましょう。
 葉酸は、水に溶けやすく熱に弱い性質があるため、調理方法によって摂取量が減ってしまうことがあります。生で食べられない野菜は、ラップや耐熱容器を使用して電子レンジで蒸したり、茹でて食べる場合は少量のお湯を使い短時間で調理するなど工夫しましょう。無水鍋などを使って食材から出た汁ごと食べるのもお勧めです。

 ●葉酸はサプリメントで摂取するのがお勧め

 葉酸だけでなく、その他のビタミンやミネラルも合わせて食事から摂取することが望ましいのですが、妊娠初期は、つわりの症状が伴う時期で十分に摂ることが難しい妊婦さんが多いと思います。妊娠したことに気付く時期が遅い場合もあります。妊娠を望む時こそが、摂取スタートのタイミングです。

  【注意点】
 手軽に摂れるからとはいえ栄養補助食品で過剰に摂ることが良いわけでもありませんので、利用する場合は、1日当たりの適切な摂取量を超えないようにしましょう。
サプリメントでの摂取をお考えの方は、ご遠慮なく当院の医師やスタッフにご相談下さい。

 また、当院では、エレビットや葉酸鉄の取り扱いもございますので、ご希望の方はお声かけ下さい。

 体に優しい献立を考えたり、家族皆で料理をするなど、栄養豊富で楽しい食生活にしていきましょう。
 

 参考資料:2000年厚生労働省 報道発表資料
      神経管閉鎖障害:葉酸摂取による予防 近藤厚生他
      ビタミン92巻1号1月2018
      日本食品標準成分表

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2020年5月  助産師 木元

赤ちゃんと一緒に☆新型コロナウイルス感染症対策

 日々、梅雨を思わせる季節となってきました。
新型コロナウィルス感染症(以下COVID-19)の影響で自粛生活がつづき、おうちで生活されていらっしゃることと思います。そのような中で、今回は赤ちゃんとの生活で感染症について気をつけるべきことについてお話させていただきます。COVID-19の子供への感染者数は成人に比べると少ないのですが、感染しやすさは、成人と変わらないことがわかってきました。感染の多くは家庭内感染なので、家の中にウィルスを持ち込まないことが一番大切になってきます。

そのためには、

①手洗いの励行
 感染の多くは、手に付着したウィルスや細菌が物品に付着し、そこから手を介して鼻や口、目から体の中にはいることにより起こります。
帰宅後、直ぐに石鹼と流水できれいに洗い流す習慣をつけましょう。
石鹼液をしっかりと泡立てることで、手全体(手のしわ等)に石鹸液がいきわたり、ウィルス等を吸着させることができます。30秒かけて、爪の間等も丁寧に洗いましょう。
手洗い後は、しっかり乾燥させ保湿することも大切です。又、オムツ交換のあとも、手洗いしましょう。
赤ちゃんの月齢にもよりますが、外出後や食事の前には手洗いをさせてあげましょう。
手洗いできない子や、手洗いを嫌がる子は手を拭いてあげるだけでも大丈夫です。
拭くだけでも、ウィルスの数を減らすことができるので効果はあります。
完璧にきれいに洗わないといけないと思わずに、やれる範囲でやってみましょう。

アルコール消毒は、赤ちゃんの肌荒れやアレルギーの原因になることもあるので、使用しない方がよいでしょう。

②うがい
 口の中や喉のウィルスを洗い流すことができます。
(1)口に水を含み、少し強めにブクブクと口の中でゆすいで吐き出します。(まず、口の中にある、いろいろ菌を洗い流すことが大切なので、いきなりガラガラうがいをしないでくださいね。)
(2)口に水を含んで上を向き、喉の奥の方までガラガラうがいをして吐き出します。
(3)もう一度、「ガラガラうがい」をして完了です。


③マスクの着用
 マスクの効果は
(1)自分がウィルスを飛散させないようにするため。
(2)ウィルスのついた手で、口や鼻を触らないようにするため。
(3)感染している人のくしゃみや咳に含まれるウィルスを直接浴びないため。
マスクを着用することで、ウィルスを含んだしぶきによる周囲の汚染を減少させることができますので、人にうつさないためには有効と言えます。
ただ、2歳未満の子のマスク着用は窒息の危険があるため、推奨されていません。
又、マスクを嫌がる子は、マスクを取ろうとして触りすぎるため、反対にウィルスの付着の可能性があるので、強制しないで下さい。

④環境を整えましょう
(1)こまめに換気をしましょう
 最低でも1時間に1回、10分程度は換気しましょう。
これから暑くなり、エアコンを使用することも多くなりますが、エアコンは部屋の中の空気を循環させているだけで換気はできていないので、使用中でも必ず換気をしましょう。
(2)掃除
 今までのお掃除を少し丁寧にやっていただくことで十分です。どうしても気になる場合は、ドアノブやよく触る所は、次亜塩素酸ナトリウムで拭くのもおいでしょう。ただし、金属腐食作用があるため気をつけてください。赤ちゃんの免疫力を高める助けになる菌も数多くあるので、除菌ばかり気にせずに生活しましょう。おもちゃは可能なものは水洗いしてください。日光に当てるだけでも消毒効果はあります。

 最後に、乳幼児健診は年齢ごとに生じる病気を早目に見つけてもらい、治療に結びつけてもらうためのものです。予防接種も感染症にかかる前に接種することが大切です。
COVID-19を恐れるあまり、これらを避けることはデメリットが大きいと考えられるので、予定通りに受けることをおすすめいたします。
COVID-19の感染は、過度に気にしすぎると疲れてしますので、自分達ができることを一つ一つやっていきましょう、そして、この様な時だからこそ、今まで以上にお子様とのスキンシップ・コミュニケーションを大切にしていきましょう。

 

 参考文献:NHKにこにこ子育て
      日本小児科学会、予防接種、感染症対策委員

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2020年6月  助産師 奥永

入院中の当院での生活について

 皆さま、こんにちは。
ジメジメとした梅雨が続いていましたが、いかがお過ごしでしょうか。

今年は、新型コロナウイルスの影響が大きく、皆さまも外出を控えたり、旅行を中止したりと、いろんな「我慢」を自分たちのために、そして、まわりの人のためにしてこられたと思います。
当院でも新型コロナウイルス感染拡大予防の為に面会の方法・時間等、以前と変更しております。
詳しくは前回の『コロナ禍に於ける指導等の変更事項について』をご覧ください。

さて、今回は、入院して出産されたあと、退院の日までの入院生活を少しシュミレーションしてみたいと思います。

 入院中お母さまは退院後の生活を見据えて、赤ちゃんのお世話を学んでいく事となります。
具体的には、オムツ交換・授乳方法・げっぷの出し方等でしょうか。当院での授乳時間は3時間毎になっており、その時に看護師及び助産師よりアドバイスをさせて頂いております。
また、赤ちゃんは時間通りに空腹になるわけではないので、授乳時間より早めに泣くこともあります。そのときは、お母さまに連絡して、タイミングを合わせた授乳も行っております。
オムツ交換をすることで、赤ちゃんの便の事も分かります。げっぷの出し方も、何回も行っているうちに少しずつ慣れてきます。
授乳後、当院は母児別室のため、授乳時間以外は、ゆっくりお部屋でお過ごし頂けます。
(ご希望の方には母児同室も対応させて頂いております)

その他にも、赤ちゃんのお風呂の入れ方(沐浴指導)や、ミルクの事について(調乳指導)も指導を行っております。

お母さまのお食事は、8時・12時・18時になります。

入院中のシャワーは、出産後のお母さまの体調に問題がなければ、出産の翌日より使用することができます。

出産した日を含め、5日間の入院生活、正確には、出産した日から数えると5日目に退院です。

ご主人様が分娩時に立会をされなかった方は、退院前日までに1回面会ができます。現在、面会制限中にてご了解下さい。

入院中に足りないもの(着替えや飲み物)の受け渡しは、スタッフを通して行うこともできますので、どうぞご相談下さい。

ご夫婦にとって大切な出産の時に、いろいろな制約がありとても申し訳なく思いますが、今、みんなでこの新型コロナウイルスが終息することを願って、できることから一生懸命取り組んでいこうと思います。
ご不便な事も多いかと思いますが、どうぞ、宜しくお願い致します。


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2020年8月  助産師師長 林田

オンラインMCを開始して3ヶ月時点での、ご報告

 皆さまこんにちは。
今年は長梅雨から一気に夏に突入しましたが、気がつけば残暑。体調はお変わりないでしょうか?

 コロナの収束が不透明にて、当院では、6月から通常のMC(母親学級)がオンラインMCに切り替わりました。
始まるまでは、不足があるのでは?と、スタッフも心配をしていましたが、
実際オンラインMCを受けた方からは、なんの不都合もなかったとおっしゃっていただいています。
ご夫婦で参加しでくださったり、お子さんと参加してくださったりできるのも、オンラインならでは。
皆さまの、マスク無しの笑顔は、やはり、とても素敵ですね♡
ありがとうございます。

 今回は、実際に質問のあったものから、どうしてもリアルでないとお伝えしにくいことを、いくつか紹介させていただきます。

*院内見学*
現在、リアルで行なっているのは、妊娠初期のプレママ学級の時のみ!!!です。
ぜひ、分娩場所をお考えの方は、プレママ学級をお申込みください。
ご主人との参加も可能です。。

また、妊娠初期ではなくても、見学したい!という方は、妊婦健診時にスタッフにお声掛けください。

*戌の日に腹帯を巻く*
この行事を行う方も少なくなりましたが、安産を願って行う、昔ながらの行事です。
安産祈願をした神社でいただいた、御朱印のあるさらしの腹帯があればお持ちください。
実は、さらしは優れもの。
その肌触り、優しさ、あたたかさ、安心感を実感できることでしょう。
さらしの腹帯は当院にも準備してございます。

*骨盤ベルト、トコちゃんベルト*
骨盤ベルトと称して売っているものでも、骨盤ベルトではないことも。。。
購入前にご相談ください。
当院では、骨盤ベルト(トコちゃんベルト)を取り扱っております。
骨盤のサイズ測定からさせていただき、正しい装着方法をお伝えしています。
(ネットで購入した場合、サイズ違い、付け方違い、の方も多くいらっしゃいます。)


*乳頭と乳輪のマッサージ*
当院出産の方には、心電図測定時に、実際にアドバイスさせていただいています。
「ひえ〜!痛い〜!」と、驚かれますが、マッサージは、最初は多少の痛みを伴います。
微妙な力加減、手技は、なかなか体験できないものです。
ぜひ、試されて、妊娠後期のマッサージの参考にしてください。

 以上です。

 限られた中でも、最大限にサービスを活用して、
温かい気持ちで、赤ちゃんを迎える準備をしていきましょう。
安産をお祈りして↓↓ 双子です。

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2020年9月  助産師長 松丸

妊娠中の運動について

 鈴木産婦人科のホームページをご覧になっている皆様、こんにちは。
気持ちの良い秋風が吹きわたる頃となりました。いかがお過ごしでしょうか?

さて、今月は妊娠中の運動についてお話をさせて頂きます。

妊娠中はお腹が徐々に大きくなり、運動不足になりがちです。
更に、昨今の新型コロナウイルスの流行により不要な外出を控え、運動も思ったように出来なくなっています。
(当院でもマタニティビクスのサービスをお休みさせていただいております)

運動不足になると体重が増えたり、関節の柔軟性が低下し、マイナートラブルが起こる原因となります。
そこで運動不足解消のために、今回は自宅で出来る簡単な体操をいくつかご紹介したいと思います。
ご自分の都合の良い時間に行え、天候にも左右されません。産後の身体の回復もよくなりますので、出来る範囲でおこなってみましょう。

注意点
* 妊娠経過が順調で、医師から運動を控えるように言われていない方は妊娠16週ぐらいから軽い運動を始めてみましょう
* 運動はお腹の張りがある時、体調が悪い時は中止しましょう
* 日頃から運動する習慣がない人は、赤ちゃんのためと頑張りすぎないようにおこなっていきましょう
* 腹帯やガードルをはずし、トイレも済ませ、動きやすい格好で始めましょう

<腹式呼吸>
基本の呼吸となり、お産の時にも痛みを緩和したり、リラックス効果があります。
① あぐらを組み姿勢を正します
② 口から息を吐き、肩の力を抜きます
③ 鼻からゆっくり息を吸いながらお腹を膨らましていきます
④ 膨らみきったら、徐々に口から息を吐き出しお腹をへこませていきます。
ろうそくの火を消すイメージでゆっくり長く吐きます

<腰痛予防の体操>
お腹が大きくなることによる姿勢の変化と、ホルモンによって緩んだ骨盤やお尻の筋肉を支えるために腰に負担がかかりやすく、腰痛が起きやすくなります。
適度に動かすことで、腰痛緩和になります。
猫のポーズ
① 四つ這いになり、腕と足を肩幅に開きます
② 足は垂直になるようにし、背中が一直線になるような姿勢をとります
③ 次に息を吐きながら、お腹をみるように背中を丸めていきます。天井に背中を押し付けるイメージで
④ 息を吸いながら元にもどしていきます
⑤ 5回~10回程度おこなっていきましょう

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骨盤ツイスト
① 仰向けに寝て、膝を軽く立てます
② 膝どうしはつけます
③ 息を吐きながら片方にゆっくり倒していきます
④ 息を吸ったあと、また息を吐きながらゆっくり反対側に倒していきます
⑤ 左右3回ずつ、無理のない程度に倒しましょう
⑥ 両膝をつけた状態で難しい場合は、右の膝を外側にゆっくり倒していきます
⑦ 右膝を元に戻し、同様に左膝を外側にゆっくり倒していきます
⑧ くり返し3回ずつおこなっていきましょう
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<骨盤底筋群の体操>
骨盤底筋群を鍛えておくと妊娠中のマイナートラブルを予防したり、症状を緩和させることが出来ます。また、産後の尿漏れや内臓が下がったりすることを防ぐことが出来ます。
① 膝を曲げて仰向けに寝ます
② 足は肩幅に開き、手は腰の横に掌を下に向けて置きます
③ ゆっくりと息を吸いながらお尻を持ち上げていき、骨盤を後傾させていきます
④ そのまま何秒かキープ。この時肛門を閉めるイメージで。
⑤ ゆっくり息を吐きながら、お尻を元に戻します
⑥ 3~5回を目標にやってみましょう
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<上半身の体操>
肩こりや首こりを改善し、背中の血行を良くすることで母乳を出しやすくなります。

首のストレッチ
① 息を吐きながら首を左右に倒します
② 倒した反対側の首周辺の伸びを感じます
背中のストレッチ
① 正座して座り(お尻をかかとにつけて)、両手を肩幅に開いて前に置きます
② お腹が圧迫される人は膝を開いてお腹の入るスペースを作りましょう
③ 息を吐きながら両手を少しずつ前に伸ばしていきます
④ おでこを床につけるようにし、深呼吸を数回します
⑤ お腹が圧迫されるようであれば、おでこの下に手を重ねておいたり、クッションなどを使い楽な状態で深呼吸をしましょう
⑥ 息をゆっくり吸いながら体を持ち上げていきます
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<足のむくみ解消体操>
妊娠中は特に下半身がむくみやすくなります。こまめに足のストレッチをおこない、むくみや足のつりを予防しましょう。

足のストレッチ①
① 足をのばして座ります。後ろに手をついたり、壁によりかかっても大丈夫です
② 息を吐きながらつま先をのばします。足の甲をのばすイメージで
③ 次に息を吸いながら、膝が曲がらないようにかかとを前につき出していきます
④ ゆっくり繰り返します
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足のストレッチ②
① 足をのばして座ります。肩幅に足を開き、後ろに手をついた状態で行います
② 息を吸いながら、右の足をお腹に近づけるように引き寄せていきます
③ 息を吐きながら、右の足を元に戻します
④ 同様に左の足を引き寄せて元に戻します
⑤ 左右3回ずつおこなっていきましょう
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以上いくつかの運動を紹介しましたが、いずれも無理のない程度で継続しておこなっていきましょう。
何か不調がありましたら、必ず医師に相談しましょう。

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2020年10月  助産師 松橋

膀胱炎について

 秋も一段と深まり、肌寒い日が続きますが、体調はお変わりありませんか?

今回は「膀胱炎」についてお話させていただきます。

女性は体の構造から男性よりも膀胱炎などの尿路感染になりやすくなっています。
さらに妊娠中は
・大きくなった子宮が尿管を圧迫すると尿管の流れが滞り、膀胱から尿管への逆流が起こり、細菌感染のリスクが増える
・妊娠すると免疫力が下がるため、さまざまな菌に対する抵抗力が低くなる
などの理由からよりいっそう、膀胱炎になりやすくなっています。

症状は
・トイレに行った後に、またすぐにトイレに行きたくなる。(頻尿)
・排尿後に残っているような感じがある(残尿感)
(ただし妊娠中は膀胱が子宮に圧迫されるので頻尿になりますし、ホルモンの影響で膀胱を弛緩させるので尿を出し切れず残尿が起こりやすいので、これだけで膀胱炎の心配はしなくて大丈夫です)
・排尿時にヒリヒリやツーンとした痛みがある
・尿に濁りがある
・血尿が出ている
等があげられます。

予防のために日常生活では以下のことに気を付けます。
①排尿を我慢しないで頻回に行くようにする
②カフェインは利尿作用があるので、飲みすぎないようにする
③排便後は前から後ろに拭く
④おりもの等が出やすいので、パッドをこまめに交換するなど清潔を保つようにする
⑤妊娠中は体の中の血液も増え、汗も多くなって脱水を起こしやすいので、水分はしっかり取る
⑥体が冷えるとトイレが頻回になるので、温めるようにする。
⑦免疫力が下がらないように、栄養、睡眠などをしっかりとる。
⑧便秘気味の方も膀胱炎になりやすいので、長期便秘にならないようにする

今まで膀胱炎の既往がある方は再発しやすく、膀胱炎は、放置しておくと、切迫早産や前期破水のリスクを上昇させてしまいます。
診断は尿検査でできます。
症状が出た場合は、通常、妊娠中でも内服できる抗菌剤治療となります。
産婦人科で処方できますので、「膀胱炎かも」と思ったら、すぐに医師にご相談ください。


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2020年11月  助産師 幕田

退院後の母乳育児について

 鈴木産婦人科のホームページをご覧になっている皆様、こんにちは。早いもので今年もあと1ヶ月となりましたね。今年はコロナで自粛生活を強いられる窮屈で心配な1年でしたね。新年は健やかで喜ばしい1年になるよう心よりお祈り申し上げます。

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 さて今回は退院後の母乳育児についてお話したいと思います。
出産後、ママの身体が回復し始めて赤ちゃんのお世話が慣れてきた頃に退院になります。
まだおっぱいが出ていないのに退院だなんて家に帰ったらどうしたらいいの?ミルクはどれだけ足したらいいの?など新米ママさんは初めてのことで戸惑いが多いかと思います。そんな不安を少しでも解消できるよう母乳育児を中心にお答えしていきます。参考にしてくださいね。

・私のおっぱいは出るようになるの?
 出産後からおっぱいを出すホルモンがいっぱい出始めます。出産後すぐにおっぱいが出ると思っているかもしれませんがすぐには出ません。赤ちゃんが吸ってくれることで刺激になりおっぱい工場が働き始めます。おっぱい工場が軌道に乗るにはとても個人差が大きいため完全に母乳でいけるようになるのに2ヶ月くらいかかる方もいます。ですから出ないからといって焦る必要はありません。
 ではおっぱいがたくさん出るようになるにはどうしたらいいのでしょうか?たくさん吸わせることです。欲しがっていたらひたすらおっぱいを吸わせることでおっぱい工場がフル回転し始めます。1日に10回以上吸わせてあげてください。そうするとおっぱいが出るようになりますよ。

・どのタイミングで授乳をしたらいいの?
 赤ちゃんがぐずり始めたり泣き始めたりしたタイミングで授乳をしましょう。お腹がすいたら必ず赤ちゃんは泣いて知らせてくれます。まずはおむつが汚れていないか見てあげましょう。おむつ替えが終わったらおっぱいを吸わせます。いきなり吸わせると乳頭が切れたりなどのトラブルの原因になるためまずは乳頭を軽くほぐしてから吸わせてあげてください。おっぱいにとっては両方吸わせるのが良いため最初の頃は左右5~10分くらいずつ吸わせると良いでしょう。生まれて数週間は飲むのに時間がかかります。飲みたいだけ飲ませてあげましょう。
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 母乳はとても消化が良いためおなかいっぱい飲んだ時でも1時間半ぐらいでお腹がすきます。そう考えると1日の大半がおっぱいの時間となります。生まれて2か月間ほどはおっぱいの毎日で大変ですが2か月を過ぎると落ち着いて4時間空くことも増えてきますよ。
 補足ですが母乳を飲んだあとはゲップをさせなくても大丈夫です。吐き戻しが多いようなら優しく背中をさする程度で大丈夫です。母乳を飲む時は空気を飲み込んだりしないからです。ミルクを飲ませた後はゲップをさせることがありますがそれも2ヶ月位までです。出ない時は寝かせてしまっても心配はありません。

・ミルクは足すの?足さなくていいの?
 おっぱいにメモリがついていれば足す量は一目瞭然ですが都合の良いメモリはついていないため入院中の母乳測定を参考に足していきましょう。1回量は出生日数×10㎖です。退院時におっぱいが2~10gぐらい出ている方はミルクの量は10㎖少なくしてミルクを足してあげましょう。
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例えば出生5日目で退院時に母乳が6gぐらい出ていたとしましょう。 その時のミルクの量は40㎖です。できればおっぱいを先に吸わせてからミルクを足しましょう。おっぱいは何回吸わせてもOKですがミルクはMAX8回までにしましょう。毎日10㎖ずつ増やしていきますが80㎖まで増やしたら次の健診まで80㎖までにしましょう。おっぱいだけで寝てしまった時は足さなくても大丈夫です。足し方は退院時にお話しますが毎日のおっぱい生活の中でママが様子を見ながら増やしたり減らしたりしていって大丈夫ですよ。
おっぱいをあげてからミルクの順番が理想ですが赤ちゃんがぐずっておっぱいを嫌がった時にはミルクを先にあげても大丈夫です。

・赤ちゃんが泣いてばかり・・・ 足りてないの?
 入院中は眠っていることが多く、起こしながらおっぱいを飲ませていた赤ちゃんもお家に帰ったその日からびっくりするくらい泣き通しでママを困らせます。寝むっていることが多いはずなのになぜ寝ないの?寝なくて大丈夫なの?おっぱいが足りないの?具合が悪いの?どうしてほしいのか、どうすれば眠ってくれるのかママが涙する日もあります。赤ちゃんは私達のように夜ぐっすり眠るのはまだまだ先のこと。ちょこちょこ小刻みに眠ります。そして夜型で夜起きていることが多い時期です。おっぱいを飲みながら眠ることも出来ます。赤ちゃんはスゴイ!
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 先程も記したように泣き始めたらおっぱいを吸わせて授乳をしましょう。力強く飲むようなら元気な証。母乳は何回吸わせても大丈夫ですよ。(ママのおっぱいが耐えられる限り)おっぱいを吸うとママも赤ちゃんも気持ちが落ち着きます。
 さっきまでおっぱいを吸っていた、ミルクをしっかり飲んだばかりなのに泣いている時は抱っこをしてあげて下さい。抱っこをせがむこともあるし、「寝てばかりはつまらない」と泣くこともあります。あんな小さな赤ちゃんでも寝てばかりの生活にストレスを感じます。ママが抱っこできない時はパパや他の人でも大丈夫です。赤ちゃんの訴えに答えてあげましょう。歌をうたったり、音楽をかけたり、お家の中を散歩したりするのも良いでしょう。
 そして赤ちゃんのお尻のあたりにトントンと優しく振動を与えながら抱いてあげるといつの間にか泣き止みますよ。
おっぱいが足りているのか心配な時はお電話で相談をして下さい。必要に応じて周産期外来を予約いたします。

・おしゃぶりの乳首はあげてもいいの?
 泣き止まなくてこれ以上ミルクをあげると飲み過ぎだと思った時はおしゃぶりをあげると泣き止みます。がおしゃぶりは勧めていません。してはいけないものではないのですが、おしゃぶりをあげるとおとなしくなるためそれに依存しがちになります。知らず知らずのうちに吸わせている時間が長くなっていきます。
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そうすると疲れてしまっておっぱいを吸わなくなってしまったり口内炎が出来てしまったりとトラブルを起こすことが稀にあります。あとはなんといっても赤ちゃんがお話できない状態であること。おしゃぶりをくわえていては泣くことが出来ません。 要は訴えられないということです。できる限り他の方法で赤ちゃんをあやしてあげるのが理想ですが、もしおしゃぶりに救いを求めた方がいたならば吸っている時間やいつまで与えるのか時期を考えてあげて下さい。


 生まれて2ヶ月位までが最も大変な時期です。赤ちゃんによってはどんなことをしても泣き止まず途方に暮れる時もあるでしょう。そんな時はどうぞ遠慮なくお電話をしてきて下さいね。ママの力になります。


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2020年12月  助産師 森田

赤ちゃんのお鼻がぐずぐず。。。

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明けましておめでとうございます。
鈴木産婦人科スタッフ一同より、
今年もよろしくお願い申しあげます。



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 コロナコロナの1年で、外出時のマスクは必須のため、顔半分が白い人ばかり。
赤ちゃんには、どんな風に見えてるんだろう?と、よく考えます。
体調が万全なママパパは、お家の中では、赤ちゃんにとびきりの笑顔で接してあげてくださいね。

 今回は、赤ちゃんのお鼻のこと、「鼻水出てるんですがー」についてお話します。
市販の”鼻水吸い器”と呼ばれるものもありますね。
吸っていいの?吸わない方がいいの?と、小児科の健診でよく尋ねられます。

 まずは、どうして鼻水は出るの?です。鼻水の役割として、
①外の気温と体内の温度との差の調整
②細菌やウイルス、花粉などの異物を体内にいれないため があります。
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 温度差の調整は、熱いラーメンをすすった時を思い出してください。
熱々の湯気が直接体内に入って気道がやけどしないように、鼻水を出して調整してるのです。
また、真冬の冷たい乾燥した空気を吸うと、鼻水出ますよね?
あれは、湿度を足して体温に近い温度になるように鼻水が調整してるのです。

 もうひとつ。細菌やウイルスなどの異物が入ってきた、と察知したら、鼻水を出して洗い流せ!と脳から指示が出ます。分泌された鼻水は細菌やウイルスなどの異物を吸着し、体外に押し流します。
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ここまでくると、”鼻水さん”と呼んでしまいたくなりますね!(笑)




 ここで、「ん?鼻水さんって体を守ってくれてるから、とらない方がいい?」とも思えます。
しかし、赤ちゃんは鼻呼吸がメインで、鼻水が出たり鼻がつまってると、よく眠れなかったり、母乳やミルクを飲む時に鼻から呼吸ができないと、うまく吸えずに疲れてしまい、栄養不足になってしまうこともあります。
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このような時は、鼻水を吸って一時的に症状を改善して、
よく眠れたり、栄養をとれるようにするのもいいと思います。




 ただ、固まっている鼻水の場合は、粘膜にこびりついている鼻水を吸引でベリっとはがすことになり、一時的な改善はあるかもしれませんが、症状の悪化を招くこともあります。
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蒸気を吸って固まった鼻水を湿らせてから、
例えば、お風呂の後などのほうが柔らかくなって吸引しやすいかもしれません。


 鼻水が出ていても、ティッシュや綿棒でとるくらいで、睡眠や栄養面で問題がなければ、過度な鼻水の吸引は避けましょう。小児科受診ができない時は、赤ちゃんがつらそうな時だけ一時的に行い、その後、耳鼻科や小児科でしっかり診てもらって、自宅での今後の鼻水吸引の必要性や方法について説明を受けるとよいと思います。
 

参考文献:
山中 昇, 保富 宗城,変貌する急性感染症―薬剤耐性菌への対策―,耳鼻咽喉科臨床,2000年 93 巻 6 号 431-437

工藤 典代,小児鼻疾患の治療,―アレルギー性鼻炎と鼻副鼻腔炎について―,日本耳鼻咽喉科学会会報,2015年 118 巻 3 号 176-181

臼井 智子,小児のかぜ,―小児科医への紹介のタイミング―,日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会会誌,2020年 8 巻 3 号 165-171

赤ちゃんの鼻水吸引ドットコム:http://www.hanamizukyuin.com/

CAPS CLINIC 鼻の吸引について:https://www.caps-clinic.jp/hana

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2021年1月  助産師 堀尾

K2シロップについて

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鈴木産婦人科ホームページをご覧の皆様、こんにちは。助産師の小宮です。
立春とは名ばかりの厳しい残寒が続きますが、いかがお過ごしですか。

今回は産まれてきた赤ちゃんが飲むビタミンのお薬についてお話します。
産まれたばかりの新生児の赤ちゃんはビタミンKという血液を固める(止血する)ために必要な脂溶性ビタミンが不足しがちです。

原因として
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①ビタミンKは妊娠中にお母さんから赤ちゃんへ胎盤を介して移行する量がわずかで出生時の備蓄が少ない。
②赤ちゃんの主な栄養源となる母乳にもビタミンKの含まれる量は少ない
③赤ちゃん自信が腸内細菌を使ってビタミンKを作り出す機能も未熟
などがあげられます。

そして、そのビタミンKが不足していると何が起こるか?
“ビタミンK欠乏性出血症”といい、胃・腸や頭蓋内などで出血を起こすことがあります。
新生児メレナとも呼ばれ、メレナ(melena)とは英語で黒色便のことをいい、新生児の下血による黒色便をさしています。

一般的に出生後2~4日目に起こることが多く出血斑(内出血様のアザ)、吐血、下血、注射や採血をした時に止血できないなどの症状があります。便の色の異常は母子手帳のカラーページでもチェックすることができます。

国や地域によって薬の投与方法は異なりますが、これを防ぐために日本では1989年よりビタミンK2シロップというお薬を予防的に投与しており、当院では1ml(2mg)を①出生2時間後(または数回の哺乳確立後)②退院時③3週間検診時の合計3回、赤ちゃんの口からお薬を投与しています。
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★特に母乳栄養の方は納豆や緑黄色野菜などを積極的に摂りましょう‼

退院後、異変を感じるような症状があった場合、出産した病院に電話で相談してみましょう。

まだまだ寒い日が続きますが、くれぐれもご自愛ください。

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2021年2月  助産師 小宮

マタニティブルーについて

   寒い中にも日一日と春を感じる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

 今回は、マタニティーブルーについてお話ししたいと思います。皆さま、マタニティーブルーをお聞きになったことがありますでしょうか。妊娠中や産後に生じる気分の憂鬱さや、涙もろさ、イライラなど、情緒不安な状態になることを言い、多くのママが経験します。出産直後から10日くらいの間に生じることが多いようですが、数日で治る方もいれば1週間程度続く方もいて、症状は人それぞれで、程度も異なります。しかしながら、適切な対応をすれば必ず治ります。ご安心くださいね。
 マタニティーブルーは、出産に伴いホルモン分泌が変動し、その変化に体がついていけず起こると言われています。さらに、慣れない育児による疲れや不安感、睡眠不足などが重なることも要因の一つです。昨今は特にコロナの影響もあり、気軽に外出・外食がしにくいことや、思い描いていた妊娠・産後の生活とは変わってしまい、余計にイライラしたり気が滅入ったりしやすいかと思います。

 いつもなら気にならないことが気になってしまったり、旦那さんやパートナーの家事のやり方にイライラしたり、赤ちゃんの泣き声にイライラしたり、育児家事が思うようにできない自分に落ち込んだり。
何かもやもやすることがあれば、抱え込まずに誰かに相談しましょう。まずは、ご主人やパートナーに思ってることを話してみましょう。話すことで自分の頭の中を整理することができますし、気持ちを吐き出すことで気分がスッキリします。夫婦でお互いに、ねぎらい合える関係が大切です。また、友達や自分の親など、同じ境遇を経験した人に話してみるのもいいでしょう。
 そして、ママ自身の休息の時間を取りましょう。赤ちゃんと四六時中一緒にいると気も休まらず、どんどん気持ちが滅入ってしまうことがあります。そういうときは、旦那さんに数時間でもいいので赤ちゃんの面倒を見てもらい、赤ちゃんの泣き声がしない離れた空間で休息をとったり、プチ贅沢なデザートを食べたりと、ぜひ自分の時間を作ってください。近くのカフェでゆったりとするのは難しいかもしれませんが、天気の良い日に外のベンチに座ってぼーっとするのもいいかもしれません。家の周りを一周するだけでも気分転換になりますよ。




 全てを完璧にこなせるママはいません。育児はマニュアル通りにはいかないので、授乳や寝かしつけだって思うようにいかないことがあって当たり前です。家事を全部頑張ろうとせず、スーパーで売ってるお惣菜を夕食に並べても良いと思います。もし、家族でお手伝いが頼めそうな人がいれば頼んでみるのもいいと思います。まずは、ママの体を第一優先で考えましょう。育児は1人でしなくていいんですからね。新型コロナウイルス感染状況下で他人に頼れないところもありますが、いろいろやってどうにもならないときは、行政などに相談してみてください。きっと何かいいアドバイスがもらえるはずです。

 マタニティーブルーは、一過性なので必ず良くなりますが、そのまま治らず2週間以上症状が続く場合、産後うつ病の可能性があります。適切な治療が必要になりますので、心療内科へ相談しましょう。

 1人で悩まず、ぜひ周りの人に助けを求めてください。だんだん赤ちゃんも表情が出てきて、やりとりが楽しくなってきますよ。頑張りすぎず、のんびりと育児をしていきましょう。


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2021年3月  助産師 今村

赤ちゃんのおへその消毒について

   鈴木産婦人科のホームページをご覧の皆様、こんにちは。春風の心地よい季節になりましたが、いかがお過ごしですか?
今回は、赤ちゃんのへその緒のお手入れについてお話しします。

●臍帯(さいたい)とは?
ママのおなかの中で胎盤と赤ちゃんのおへそを繋いでいる長い白い紐状の組織を臍帯といいます。2本の動脈と1本の静脈が通っており、赤ちゃんに必要な酸素や栄養を運んだり、赤ちゃんから出た老廃物や二酸化炭素を送り返す大切な役割をしています。長さは、50~60㎝、直径は1㎝位です。
赤ちゃんが出産した直後に、臍帯の根元から数㎝の部分が切断され、3㎝程度の臍帯が赤ちゃんのお腹にくっついたままの状態になります。その部分がへその緒です。

●へその緒は、いつ脱落するの?
生まれた直後のへその緒は、柔らかくて白色ですが、少しずつ水分が失われ乾燥して固くなり、黒色に変化していきます。脱落の時期は個人差があります。臍帯の太さや付着部分の状態によって、生後1~2週間、遅くても生後1ヶ月以内には自然に脱落してきれいになります。へその緒の根元がしっかり乾燥するまではお手入れが大切です。

●へその緒のお手入れ方法は?
1日1回、赤ちゃんが沐浴した後に消毒しましょう。消毒用のアルコール液は、当院よりお渡しします。消毒する箇所は、へその緒の根元の周辺部です。へその緒の脱落は、乳歯が少しずつグラグラして自然に抜けるのと同じ感じです。生後、日が経つにつれて、へその根元に少しずつ隙間ができてくるので、その部分にアルコール液を染み込ませた綿棒の先が届くように消毒します。
その際は、おへそを無理に引っ張ったりせず、おへそを軽く持ち上げ、へその下の皮膚を軽く押さえながら丁寧に行うようにしましょう。水分で湿っている場合は、あらかじめ乾いた綿棒で拭き取ってから消毒しましょう。

赤ちゃんは、お風呂から上がった後、手足をバタバタさせて泣いて動くので、消毒するとき、てこずってしまったり、消毒液が染みて赤ちゃんが痛がって泣いているのでは?と不安になるママもいるようです。
沐浴後、赤ちゃんは、裸のままだと落ち着かないので、体の水分を柔らかいタオルで優しく拭き取ってから肌着の袖を通した後に消毒をした方がスムーズに行えるかもしれません。慣れるまでは、家族の方に赤ちゃんの手足を軽く抑えてもらったり、手伝って貰うと良いでしょう。

●いつまで消毒するの? へその緒が赤ちゃんのお腹に付いている期間と脱落した後も、根元が充分に乾燥するまでは消毒を続けましょう。へその緒が脱落した後は、へその窪みを指先で優しく上下に広げて、へその奥の部分に綿棒の先端が触れるように当ててみましょう。
産後の健診で小児科の先生がおへその状態をチェックします。問題が無ければ消毒はいりません。健診を受けた当日からご家族の方と一緒にお風呂に入れます。

●脱落したへその緒は?
日本古来、ママと赤ちゃんの大切な絆としてへその緒を大事に保管しておく風習があります。当院より、保管用の桐の箱をお渡ししていますので、出産の記念にお使いください。
注意点として、おへそが取れた後、水分が残ったまま箱に入れるとカビや虫がつくことがあるので、清潔なガーゼやコットンの上でしっかり乾燥させてから 箱に納めると良いでしょう。
稀に、へその緒が取れていることに気がつかないでオムツに紛れていたり、背中に埋もれている場合があります。おへそがグラグラして、もう直ぐ取れそうかな?と思った時は、気を付けて見ておいてください。

●次のような症状の時は?
 ・おへその周りの皮膚の赤みや腫れが強くなる。
 ・いつまでもおへそがじゅくじゅくしている。
 ・臭いが強い。
 ・出血が続く。
 以上のような症状がありご心配な場合は、当院へご相談ください。



参考文献) 保健指導でそのまま使えるQ&Aペリネイタルケア2007メディカ出版


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2021年4月  助産師 木元

乳腺炎について

 風薫る5月となりました。
新しい家族を迎えられての生活に、日々奮闘されながらも充実した毎日をお過ごしのことと思います。
 今回は、授乳期に多いトラブルのひとつ、乳腺炎についてお話ししたいと思います。

<乳腺炎とは?>
 母乳の通り道の乳管が詰まり、母乳の排出がうまくできなくなり、乳腺や周りに炎症を起こすことです。
乳管が未熟で十分に開いていないことや、授乳に不慣れで赤ちゃんがしっかりと母乳を吸えないことなどにより起こる、うっ滞性乳腺炎および、乳頭から入った細菌感染で炎症を起こす急性化膿性乳腺炎等があります。

<症状は?>
◦乳房の痛み(何もしなくても痛い・押すと痛い)
◦一部又は全体の腫れやしこり
 (脇の下のリンパの腫れや痛み)
◦乳房の発赤(皮膚が赤くなっている)
◦発熱や悪寒
◦白斑(乳頭に現れる白色~淡黄色のニキビのようなもの)
◦おっぱいが熱い感じがする

<直ぐにママにやっていただきたい事!>
 乳腺炎の一番の治療法は、母乳を赤ちゃんに吸ってもらうことです。
◦3時間以上あけずに授乳しましょう。
◦乳頭・乳輪部のマッサージを行い、柔らかくしてから授乳しましょう。
◦授乳時の姿勢は、猫背にならないように、クッション等で調節しましょう。
◦横抱き、脇抱き、縦抱き等、色々な方向から授乳しましょう。
◦症状が出ている方から吸わせ、必ず、両方を吸わせましょう。
◦白斑がある場合は、白斑部から母乳が分泌しているか、必ず確認しましょう。
もし、分泌していなければ乳頭・乳輪部のマッサージを行い、分泌するように試みましょう。
◦おしゃぶりは、使用しないでください。
(おしゃぶりの吸い方と、ママのおっぱいの吸い方には違いがあるので、トラブルの原因になります。)
◦発赤がある場合は、保冷剤や濡れたタオルで冷やしましょう。
◦血行を良くするために、体を冷やさず保温しましょう。
(発赤が無ければ、シャワーだけでなく、湯船につかりましょう。)
◦肩・肩甲骨のストレッチやマッサージをしましょう。
◦食事に関しては、賛否両論ありますが、和食中心でバランス良く栄養を摂ることをお勧めします。
又、根菜類も積極的に摂ってください。
揚げ物、脂っぽい食事、高脂肪の乳製品(バター・生クリーム・洋菓子等)を多量に摂り続けるのは控えましょう。
◦水分を摂りましょう。
(育児中は喉が渇いても赤ちゃんのお世話を優先してしまうため、水分を摂り忘れている事も多い様です。意識して摂りましょう。また、冷たい飲み物より、温かい飲み物を摂りましょう。)

 このような事を試みて、症状がすぐに良くなれば、様子をみて頂いて良いと思われますが、発熱や発赤がある場合や症状が改善しない場合、また、くり返す場合は早目に、私共周産期外来にまずはご連絡ください。

 最後に、授乳中や授乳後に乳房がチクチクする感じがしたり、今まで上手に母乳を飲んでいた赤ちゃんが、急に乳頭を引っぱり始めたり嚙んだりすることがあります。
これは、母乳を嫌がっているのではなく、ママが知らない間におっぱいトラブルが発生しており、そのトラブルを赤ちゃん自身が解消しようとしている事も多い様です。
 『ママ、おっぱい気をつけてね』という赤ちゃんからのサインなんですね。本当に赤ちゃんの“ちから”ってすごいですね。
 育児は、始まったばかりです
 ご家族に協力してもらいながら、体をゆっくり休めたり、リラックスした時間を過ごして、育児を楽しめるといいですね。


参考文献:ペリネイタルケア2017 夏季増刊 メディカ出版
     乳房ケア・母乳育児支援のすべて

     ペリネイタルケア2021.1 第40巻1号(通巻526号) メディカ出版
     乳房トラベルと助産師の母乳育児支援

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2021年5月  助産師 奥永

コロナ禍に於ける指導等の変更事項について(2021年5月改訂版)

 皆様こんにちは
昨年からのコロナ禍に於いて収束が見込めず、全国的なコロナウィルス感染拡大が続いており、不安な思いで過ごしていらっしゃる事と思います。
私たち医療スタッフも、基本的な感染対策の徹底を行いながら、お母様方へ寄り添い、母児の安全を第一に今後も柔軟に対応していきたいと思っております。
コロナ禍に於ける指導等の変更事項について下記に挙げましたが、ご心配な事がございましたら、いつでもお問い合わせ下さいませ。

*母親学級
現在オンライン母親学級を開催しております。(Zoom使用)
    前期:毎月第1金曜日、第2土曜(妊娠17~27週頃) 14:30~15:30
    後期:毎月第3金曜日、第4土曜(妊娠28~36週頃) 14:30~15:30
    資料は外来にてお渡ししております。 
*プレママ教室
    第1土曜日 ①11:00~12:00  ②14:00~15:00
    第3土曜日 ①11:00~12:00      毎回5組まで
     ご主人様又はご家族のどなたかお1人まで付き添い可

*面会制限
・咳などの呼吸器症状が無く、検温にて37.0℃以下を確認出来た方のみ、下記の制限の下、面会可能とさせて頂いております。
・分娩後の患者様へのご面会は、分娩後1回のみ(立ち会い分娩含む)ご主人様とお子様に限らせて頂きます。
・分娩前の妊婦さまのご入院の場合、1回/週のご面会可能・面会時は手洗い、マスク着用(マスクはご自身でご準備ください。また、2歳以下のお子様のマスク着用は不要です)の徹底をお願い致しします。
・又、差し入れ等の受け渡しについてはご相談下さいませ。

*外来診療の付き添い
 外来診療でのご来院は原則ご本人様のみでお願いいたします。(お子様についてはご相談)
 付き添いの方はご来院をご遠慮頂くか、院外又はお車でお待ち下さいませ。

*病院見学
 随時少人数にて実施致しております。外来にてお声掛け下さいませ。
 1組お2人まで(ご主人様又はご家族のどなたかお1人まで)

*マタニティビクス
引き続き中止とさせて頂いております。

*リフレクソロジー(アロママッサージ)
当院分娩の方にサービスとして、専門のスタッフによるマッサージを入院中個別に実施しており、昨年一旦中止しておりましたが、現在感染対策を徹底しながら再開し、好評を頂いております。

*かるがも入院
上のお子様がいらしても帰省されずに、今回のお子様のご誕生を共に喜びながら、入院中一緒に過ごして頂けます。
 コロナ禍でも、感染対策に気を付けながら実施しておりますので、是非ともご検討下さい。
但し、ご主人様のみがお泊まり頂ける『パパかるがも』入院は中止とさせて頂いております。

*産後ケア入院(退院予定後も入院を延期し、ご主人様と一緒に育児をしながら過ごして頂けます)
現在は、中止とさせていただいております。

*周産期相談(妊娠初期~生後1年位まで)(助産師)
お電話でのご予約にて実施しております。

*乳幼児健診時の栄養指導(木曜のみ)
 中止しておりましたが現在感染対策を行った上で再開しております。

*外来通院中の妊婦さまの個別栄養相談(栄養士)
 現在再開しております。
 栄養的なご相談がありましたら、是非受付又は看護スタッフにお声掛けくださいませ。

*ブライダルチェック・こうのとり外来・4Ⅾ外来・クワトロ検査については実施中です。
詳細はお問い合わせ下さい。

以上、現状についてお伝え致しましたが、今後の感染の状況により変更を余儀なくされる場合もございます事をご了承下さい。
皆様にとって、安全な医療と思い出深い出産が提供できますように、
鈴木産婦人科看護スタッフ全員で尽力して参ります。
当院へのお問い合わせ、お待ちしております。


【イメージ】
2021年6月 総師長 梅田

当院のサービスについて

 鈴木産婦人科のホームページをご覧になっている皆様、こんにちは。
昨年より続いております新型コロナ感染拡大の影響で、束の間の晴れの日でも外出できず、例年にも増して梅雨明けが待ち遠しく感じているかと思います。
いかがお過ごしでしょうか?

前回コロナ禍における指導等の変更事項についてお伝えいたしましたが、今回は当院の分娩におけるサービスについてお話したいと思います。

当院ではご入院時、身軽にご入院いただけるようお産時に使用するセットをお渡ししております。

分娩セットの内容

【イメージ】
 ・産前・産後シーツ 各2枚     ・お産前のショーツ     2枚 [1枚]
 ・オサンパット L 3枚  M(10枚入)1袋  S(10枚入)2袋 [1袋]
 ・スリッパ     1足      ・BOXティッシュ     1箱
 ・産褥後用腹帯   1枚      ・分娩直後パット      1組
 ・産褥ショーツ   1枚      ・産褥ブラジャー(モーブラ)1枚
 ・母乳パット    1箱      ・ウェットティッシュ    1袋
 ・フェイスタオル  1枚      ・バスタオル        1枚
 ・寝衣(分娩前使用)1枚

【イメージ】
※上記[  ]内は、帝王切開用お産セットの枚数です。
帝王切開の方は、上記他に「手術後の寝衣」及び「弾性ストッキング」が含まれます。
又、さらしも必要ですが当院にて購入する事ができます。
モーブラは購入する事も出来ます。




アメ二ティセット
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 ・シャンプー            ・リンス
 ・ボディソープ           ・歯ブラシセット
 ・マグカップ            ・ヘアバンド
 ・ヘアブラシ            ・鏡
 ・クリアトートバック        ・ハンドタオル








【イメージ】
入院中にお産や慣れない赤ちゃんの世話・授乳の疲労を少しでも回復させ、
心よりリラックスできるように、足のアロママッサージのサービスを無料で
ご用意しております。
ぜひ、素敵なひとときをお過ごしください。






【イメージ】
退院されます前日に当院からおめでとうの気持ちを込めて、ささやかなプレゼント
としてデザートプレートを提供させていただいております。
退院後に始まる赤ちゃんとの生活の前に、ほっと一息。
お楽しみください。






【イメージ】
当院で元気な産声をあげた赤ちゃんのお写真を記念にプレゼントしております。
この世に生まれてきて数日の素敵な瞬間をぜひ記念に残していただきたいと
プロのカメラマンが写真をお撮りしております。






【イメージ】
当院では夜間の授乳をされるお母さまの為に毎日、ちょっとしたおやつセット
をお渡ししています。コロナ禍の中でのお渡しとなる為、個包装にしております。
ぜひ、夜間の授乳後のひとときに体を休めながらお召し上がりください。






妊娠・出産は何かと不安を抱えたりストレスを感じたりするかと思います。
一人一人が満足できるお産を迎えられるよう、スタッフ一同妊産婦さんに寄り添ったケアを心がけております。
お産の主役はお母さんと赤ちゃん、そしてお父さんとなります。安心・安全なお産を目指しサポートさせていただきます。
陣痛は痛くて辛いものと捉えがちです。陣痛の痛みは痛みと受け止めますが、ただ苦痛とは考えず、「赤ちゃんを生み出す為のエネルギー」ととらえていくことで前向きなお産が望めるはずです。自分は妊娠・出産の大変さを乗り越えることができたという達成感をもてるようにお手伝いさせていただきますので、気軽にご相談下さい。 




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2021年7月 助産師 病棟師長 松橋

母親学級でお話していること

妊娠中の乳房ケア

 母乳はいつから作られるのでしょうか?
妊娠をすると母乳を作る準備が始まります。一般的に妊娠16週(5カ月)頃から母乳は作られ始めていますが、ホルモン(プロゲステロン)の作用により妊娠中は母乳を出すことを抑制しています。
赤ちゃんが産まれ胎盤が出た後に母乳を作るホルモン(プロラクチン)が急激に上昇して母乳が出てくる準備ができます。赤ちゃんによくおっぱいを吸ってもらうことで母乳を出すホルモン(オキシトシン)が分泌され、母乳を出すように脳へ指令がいくのです。
お産後は母児ともに問題がなければ早期に授乳を開始していきますが、授乳を始めたばかりのお母さん達からはよく「まだおっぱいが出ないから・・」という声をよく耳にします。しかし、これはごく当たり前のことなのです。つまり、赤ちゃんにおっぱいをよく吸ってもらい母乳を作り・出すホルモン(オキシトシン)を分泌させることで、母乳が出始めます。

 そこで産後早期より効果的な授乳が行えるよう、妊娠中から行えるケアをいくつか紹介したいと思います。

◎おっぱいを締め付けない・身体の循環を整える
 妊娠により肌がデリケートになり乳輪周辺に痒みを感じたり、乳管(母乳を出す腺)の発育などで、乳房が非妊時に比べ2~3カップ大きくなる人もいます。綿100%のゆったりしたノンワイヤーの下着をつけることで、乳房の血流を悪くすること防げます。また、肩こりや身体の冷えも授乳の大敵となります。入浴後の軽いストレッチなどで全身の血液循環を良くしましょう。

◎乳垢(カス)の除去
 乳首にも汗腺はあり、汗をかきその汗が白いカス状の垢となり乳首に溜まってしまうことがあります。垢を綺麗に取り保湿しておくことで乳腺を塞ぐということを防げます。
入浴前20~30分前にベビーオイルや、オリーブオイル又は馬油をお手持ちのコットンで乳首に付け、そのコットンの上からラップをかけます。入浴時にシャワーと一緒に優しく洗い流しましょう。

◎乳首マッサージ
 乳首の形には個人差がありますが、上記でお伝えしたようにまずは赤ちゃんによく吸ってもらうことがとても大切です。
よく吸ってもらうために乳頭や乳輪を柔らかく・よく伸びるようにしておきましょう。
入浴中など、お母さんがリラックスした状態で赤ちゃんに吸われることをイメージしながら、柔らかさは耳たぶぐらいを目標にします。柔らかくほぐし伸ばすことを目的としているため、痛みを感じる方もいます。また少量の乳汁分泌もみられることもあります。
①乳頭を親指・人差し指・中指でつまみ、乳首を付け根から軽く引っ張りながら伸ばす。
 時々左右に回転させる。
②親指と人差し指で乳輪をつまみ、乳首の周囲を角度を変えながら圧迫していく。
 3~5回ほど繰り返し行う。(5分以内ぐらい)

注意
 乳頭を刺激するとこで子宮を収縮させお腹の張りや痛みを感じる方もいます。
37週未満で切迫早産ぎみと医師から言われている方や体調がすぐれない時はマッサージを避けてください。

 臨月に入り異常がなければ少しずつ始めていきましょう。逆に予定日を過ぎてもお腹の張りをあまり感じない方は入念にマッサージを行うことで子宮が収縮し陣痛がくるきっかけになるかもしれません。
また、陥没乳頭の方は16週頃から馬油などを乳頭、乳輪につけてほぐしておきましょう。

分からないことがあれば気軽にスタッフまでご相談ください。無理のない範囲でケアを行い、産後の授乳に備えましょう。

参考文献
1)はじめてパパ&ママの妊娠・出産:主婦の友社
2)すぐ使える70の事例から学ぶ母乳育児支援ブック:メディカ出版
3)お母さんと赤ちゃんの生理とフィジカルアセスメント:メディカ出版

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妊娠中のマイナートラブル

*歯について
 妊娠中は虫歯になりやすい時期です。
妊娠初期はつわりで気持ち悪くて歯磨きが不十分になりやすく、妊娠後期は、お腹が圧迫され、一度にたくさん食べられず、間食が増えることによって口の中が不衛生になりやすくなります。

 歯周病は早産のリスクを高めるといわれています。
出産後すぐは、赤ちゃんの育児におわれてしまい、なかなか歯医者に行くことが出来ない方も多いので、妊娠中に治療しておきましょう。

 妊娠中は歯の治療が出来ない時期はありませんが、向き不向きの時期があります。
妊娠初期の不安定な時期やつわりがひどい時期は避けましょう。
歯のレントゲン、CT、処置のお薬、麻酔も特に問題はありません。

妊娠初期
 つわり等で体調がすぐれないことが多い時期です。
痛みがある場合は応急処置にとどめ、妊娠中期に入ってから治療するのがおすすめです。
お腹が目立たない時期なので、歯医者さんにも妊娠していることを必ず伝えましょう。

妊娠中期
 体調が落ち着くので最も治療に適した時期です。産科のかかりつけの医師から特別な指示を受けていなければ問題なく治療を受けられます。
この時期に歯のトラブルは解消しておきましょう。

妊娠後期
 お腹が大きく圧迫されやすく気持ち悪くなってしまう方がいます。
この時期も応急処置にとどめておくほうが無難です。

特に症状がなくても、妊娠中期に一度歯医者さんに行って、母子手帳の『妊娠中と産後の歯の状態』というページに記入してもらい、歯磨き等の指導を受けることもおすすめします。

 赤ちゃんの口の中には、虫歯菌はおらず、大人から移ってしまうと、言われています。
赤ちゃんの虫歯を予防するためにも、ママのお口の清潔も守りましょう。
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*お腹の張り
 徐々にお腹が大きくなると、動きすぎたり長時間立っていることでお腹の張りを感じる事があります。
しばらく横になって休み、様子をみましょう。しかし、張りがどんどん強くなったり、痛みがでてくるようであれば受診しましょう。

*出血
 色が赤い・量が生理の2日目位ある・痛みを伴う等がありましたら、相談をしてください。流産・早産・前置胎盤・胎盤早離剥離などの可能性があります。場合によっては受診していただきます。

*肌トラブル
 原因として妊娠中に分泌されるエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが肌荒れやメラニン色素の沈着などをひき起こすのでは?と考えられています。
また循環血液量が増え、新陳代謝も活発になり汗もかきやすくなるため、かゆみやかぶれなどのトラブルをひきおこします。
〈予防・対処方法〉
①清潔に保つ
 シャワーや入浴で清潔に保ちましょう。刺激の少ない石鹸やシャンプーを選び、ナイロンタオルではなく手を使ってやさしく洗います。
洗剤や柔軟剤も低刺激の物を選び、肌触りのよい木綿100%の下着を身につけてみましょう。
通気性と吸収性の良い衣服を着てみましょう。

②食事
 バランスよく食べるが基本ですが、ビタミンCには肌をきれいに保つ効果があります。
ビタミンCを多く含む緑黄色野菜を積極的に摂取しましょう。
また、貧血が原因となってシミが出来ることもある為、レバー、ほうれん草、小松菜、ひじきなどを摂取するようにしましょう。
サプリメントは安心して続けられるよう、素材や製造場所等を確認してから摂取するようにしましょう。

③保湿
 入浴後にはタオルで水分をおさえ拭きをし、すぐに(5分以内)ローション、乳液、クリームなどをたっぷり塗りましょう。季節によっては1日1回ではなく2~3回塗ってもよいでしょう。


 妊娠線は妊娠にともなうホルモンの変化と皮膚の急速な伸びにより皮膚が割れ、下腹部、太もも、おしり、乳房に赤紫の線状班が生じます。それが妊娠線です。皮膚の乾燥状態が続くと妊娠線が生じやすく、また悪化もしていきますので保湿をたっぷりしましょう。マッサージしながら保湿するのが効果的です。ローションを塗った後にオイル、クリームで保湿すると更に効果UPです。
急激な体重増加も注意していきましょう。

 妊娠中期から後期にかけて全身に強いかゆみが起こる症状がみられたら「妊娠性皮膚掻痒症」の可能性があります。
この場合は専門的な治療が必要ですので、当院に受診の際に医師に相談しましょう。
かゆいからといって、むやみに引っ掻いてしまうと症状が悪化してしまします。
かゆくて辛い時は爪を立てずに指の腹でポンポンと軽くたたいたり、やさしくこすったりします。
熱いお風呂はさけましょう。

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体重管理について

 妊娠中の体重管理はとても重要です。 妊娠をすると体重が増えやすく計測のたびに「また増えてしまった・・・」とがっかりされる方も多いと思います。妊娠中に体重が増えていくのは、とても自然なことです。
しかし増えすぎは糖尿病、妊娠高血圧症候群や難産になりやすく、逆に体重を気にしすぎて抑えすぎると貧血や赤ちゃんが小さく生まれる可能性があります。
当院では妊娠前のBMI(Body Mass Index)を計算して妊娠中に増えてよい体重をお話しています。

〈計算の仕方〉
 BMI=体重(㎏)÷(身長(m)×身長(m))

〈妊娠中の体重増加量〉
BMI 肥満度 理想の体重増加
18.5未満 やせ +9~12㎏
18.5~25.0未満 ふつう +7~12㎏
25.0以上 太り気味~肥満 +5~7㎏

*著しい肥満の場合は個別に対応します。
体重の増えすぎや少なすぎるのはよくないので食事の内容を見直してみましょう。

〈体重をコントロールするポイント〉
①バランスのよい食事を心がけましょう。
 主食、おかず、野菜、果物、乳製品などをバランスよくとりましょう。
②塩分のとり過ぎに注意して薄味にしましょう。
 塩分のとり過ぎはむくみや高血圧症につながります。
③もし体重が増えすぎてしまった場合は脂物、ごはんやパンなどの穀類、菓子類を控えめにするとよいでしょう。
④適度な運動をしましょう
 お散歩や掃除など適度に体を動かしましょう。

 お食事は、お母さんと赤ちゃんの健康を左右します。妊娠を機会にバランスのよい食事をとり適切に体重を増やしましょう。そして健康な赤ちゃんが生まれるように私たちもお手伝いさせて頂きますので、どんな些細なことでもお気軽にお声をおかけ下さい。

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出産準備品リスト

アイテム 数量 ワンポイントアドバイス
衣類
短肌着 4~5枚 50cmと60cmで。最低枚数なので多ければ更に良い
長肌着 1~2枚 コンビ肌着で代用も可
コンビ肌着 2~3枚 成長すれば長肌着よりコンビタイプのほうが使用しやすい
ベビーウェアー 3~4枚 首が座る前はツーウェイオールかロンパースがお勧め
アフガン(おくるみ) 1枚 専用のものではなくバスタオルでも良い
その他 防止・靴下は外出の時に。ベストは微調節に便利
スタイは洋服の汚染防止にもなる。ミトンは不要
おむつ
紙おむつ 1パック~ 新生児用。色々なメーカのものを試してみよう
おしり拭き 1箱 コットンを使用しても可
布おむつ 30枚 布派はおむつ用ライナーがあると便利
おむつカバー 5~6枚 50cmと60cm、70cmとサイズは幅広く用意すると良い
寝具
ベビーベッド 1台 ライフスタイルや間取り・種類も様々あり相談して。レンタルも可
組布団 1組 お昼寝用ではないものを。敷布団は固めのものを準備する
シーツ・カバー 2枚 洗い替えように
綿毛布 1枚 冬は必要
タオルけっと 1枚 夏に使用。バスタオルでも可
授乳用品
哺乳瓶 2~3本 赤ちゃんとの授乳が始まってからの購入でも可
乳首 2~3個 種類が様々・助産師との相談がお勧め
哺乳瓶ブラシ 1個
消毒器具 一式 つけおき・煮沸・電子レンジタイプなどあり
ミルク 1缶 退院のときの購入でもよい
母乳パット 1パック~
沐浴用品
ベビーバス 1台 スタンダードタイプ・シンクタイプ・シートタイプがある
洗面器 1個 顔と頭用に
沐浴布 1枚 フェイスタオルで可
バスタオル1枚 1枚 赤ちゃん用に
石鹸・シャンプー 1個 できれば赤ちゃん用のものを
ローション・クリーム 1個 低刺激で保湿効果の高いものを
綿棒 1パック 耳や鼻・お臍のお手入れに
爪切り 1個 必ずハサミタイプのものを。刃の薄さもチェック
ガーゼハンカチ 10枚 よく使うのでたくさんあっても良い
お出かけ
チャイルドシート 1台 メーカーや種類も様々。使用方法も妊娠中に練習をしておこう
ベビーカー 1台 A型B型・AB型混合型あり。ライフスタイルにあわせて
マザーバッグ 1個 専用のものでなくてもよい。荷物がたくさん入るもので使いやすいものを
抱っこ紐 1個 新生児から使用できるものもあり。メーカーや種類も様々。よく相談して購入を

季節毎に赤ちゃんの洋服選びは違います。
①春・秋 気温の変化がありますので、体温調節ができるグッズがあると良いでしょう。
     ベスト・おくるみ・アフガン・ブランケット・カーディガン・レッグウォーマー

②夏   通気性、放湿性に優れた綿素材がおすすめ。ガーゼやフライス等も薄手素材でよいでしょう。
     冷房が効きすぎていることも考え薄手のカーディガンや肌かけも準備しておきましょう。
     外では帽子を着用し、熱中症や紫外線対策も大切です。

③冬   厚めの綿素材のものにウールやアクリル素材のものを組み合わせ保湿性を高めましょう。
     防寒グッズ(レッグウォーマー・帽子・ベスト・ポンチョなど)を用いて保温に努めましょう。

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妊娠後期の注意点

 いよいよ妊娠後半。ここから出産にむけてどのような点に気を付けて過ごしたらよいのかを知っておきましょう。

*腹痛
 生理痛に似たお腹が張ったような痛みが続くようであれば、出産の兆候の可能性もあります。30分以上続く場合は必ず連絡をしましょう。
早産(妊娠22週~36週までの出産)になってしまう、又は早産になる手前の状態(切迫早産)の場合は入院が必要になったり、大学病院等に搬送の可能性もあります。
あまり自宅で様子をみたりせず、受診しましょう。

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*出血
 色が赤い・量が生理の2日目位は心配な出血となります。出血が増えたり、レバーのようなかたまりが出たらご相談ください。
妊娠後半は健診で内診の機会が増えます。内診をうけた当日、あるいは次の日にピンク色の出血(出血量が少ないと考えられる)や茶色や黒っぽい出血(時間が経っていると考えられる)がみられることはあるかと思います。
その時はその後出血の量が増えてこないか・赤く変化しないかをみていきましょう。万が一変化してくる時はやはり心配なので受診をしましょう。

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*異常なお腹の張り
 今までお腹の赤ちゃんが外に出てこないように守っていた子宮も30週を過ぎると今度は出産に向け準備をし始めます。
その為、お腹が張るようになります。
但し、お腹が異常に張ってしまうと出産の兆候が進み早産につながってしま う危険性も。
出血や痛みを伴う張りや30分以上張りが治まらない・ずっと張っている・張りがいつもより強い・胎動が弱くなっている等の場合は必ず連絡をしましょう。
天候や体調でいつもより張っていると思った時は、すぐに横になり治まってくるかどうかの様子をみましょう。
そこで治まらなければ、受診をしましょう。

*前置胎盤
 胎盤の位置が通常より低い位置に作られることを言います。
妊娠中の経過の中で「胎盤の位置が少し低いですね」といわれている方が出血をした場合は出血量が徐々に増えたり、大量に出血してくる等のリスクがあります。すぐに連絡をしましょう。

*常位胎盤早期剥離
 これは赤ちゃんがまだお腹の中にいるのに、何らかの理由で胎盤が剥がれてしまい、赤ちゃんに酸素や栄養がいかなくなってしまう大変危険な状態をいいます。
もちろん確率はかなり低いものの、誰しもが可能性のある恐ろしい病気と言えます。
万が一この常位胎盤早期剥離が起こってしまった場合は、直ちに赤ちゃんとお母さんの命を救う処置が必要になります。
急いで受診(時には救急車でもよい)をしましょう。
症状としては、いつもと違う痛み(しかも激痛のこともある)やおかしな痛み・サラサラとした出血(出血は必ずしも伴わない)がみられる・ずっとお腹が強く張っている・胎動が弱い・急な腰痛や便意・吐き気がみられた時はすぐに連絡をしましょう。

*妊娠高血圧症候群
 妊娠中に何らかの原因で高血圧及び、高血圧に加えて蛋白尿がでる病気の総称で、妊娠20週以降、分娩後12週までに起こるものをいいます。
昔は「妊娠中毒症」といわれていました。

妊娠高血圧症候群の症状
①血圧の上昇
 最高血圧140以上、最低血圧90以上。
②蛋白尿
 腎臓の機能が低下すると蛋白をうまく処理することが出来ずに蛋白が尿と一緒に排出されます。
③その他の症状
 その他強い頭痛、動悸、足や顔のひどいむくみ、急激な体重増加、目の前がチカチカするなどの症状がみられることもあります。

〈対策〉
①家庭での血圧測定
 妊婦健診で血圧が高めと言われた方は自宅での測定もすすめております。
機械は上腕式を使います。静かで快適な室温の環境で家族や友人会話もせずに測定します。朝1回、就寝前1回の測定をしていきます。
最高血圧135、最低血圧85以上の値がでたら当院を受診しましょう。

②食事で気をつける事
☆炭水化物や脂質のとりすぎに注意
 パンや麺類、お米などの炭水化物は糖質が多く、体内でエネルギーとして消費されなかった分は脂質としてどんどん体に蓄積されて体重増加の原因になります。
☆塩分控えめに
 塩分を摂取しすぎると水分が増えて血液量が増えることになります。細い血管の壁に圧力がかかりやすくなり、血圧が上がりやすくなります。塩分は控えめに。
 1日8~10gが目安です。インスタントラーメンや漬物、塩漬けの魚やしらす干しなども要注意です。調味料も減塩のものを選んでみましょう。
☆たんぱく質は多めに
 たんぱく質が尿にではじめると体内のたんぱく質が不足がちになるので普段からたんぱく質は多めに摂取しておきましょう。
 鳥のささ身・マグロなどの赤身な魚・大豆などがおすすめです。
☆水分制限はほとんどが不要
 腎臓の働きが悪くなる・肺に水が貯まる等の症状がない場合は水分制限の必要はありません。食事などから摂取する量を考えると水分の補給は1日1.5リットルがおすすめです。
☆カリウム・カルシウム・食物繊維・DHA・EPAをとりましょう
 カリウムはむくみや塩分過剰摂取気味の方におすすめです。ほうれん草・ジャガイモ・春菊・アボガドなどに含まれます。

 カルシウムは不足すると骨だけではなく、血管に関わる筋肉からもカルシウムが取り込まれてしまいます。その際に血管が収縮し血圧上昇になるといわれています。
煮干し・油揚げ・ひじき・小魚・などに多く含まれ、さらに乳製品もおすすめです。

 食物繊維は水溶性と不溶性があり、不溶性ばかり摂ると逆にお腹がはってしまい、便秘や痔の原因になりますので注意しましょう。便秘になると腸内にたまったコレステロールやナトリウムが排泄されず、腸から吸収されて血圧上昇の原因になります。
  水溶性・・・海藻類・納豆・おくら・アボガド・寒天など
  不溶性・・・豆類・いも類・きのこ類・おからなど

 DHAやEPAなどオメガ3系列の脂肪酸が不足すると赤血球が硬くなり毛細血管まで血液が届きにくくなります。そうするとコレステロールや中性脂肪が増えて血圧上昇の原因になります。
青魚やまぐろやカレイ・魚の缶詰にも多く含まれます。

☆外食する時の工夫・注意点
 外食はどうしても塩分の摂りすぎや、カロリーオーバーになりがちです。
 ラーメンやうどんなどの汁は飲まない、サラダなどのドレッシングを少なめにする、なるべく野菜を多くとれるメニューを選ぶ、味の濃いものは残すなどの工夫をしましょう。

 妊娠高血圧症候群は早期発見が可能です。早期発見の第一歩はきちんと妊婦健診に通うことです。妊婦健診では血圧測定、尿検査、体重測定、むくみ のチェックをしています。いずれも妊娠高血圧症候群の兆候をみつけられるようになっております。元気な赤ちゃんを産むためにも気をつけたいですね。
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入院のタイミング

 妊娠37週を過ぎるといつ生まれてもよい時期となります。いよいよ出産の時期を迎えると早く会いたい気持ちとは裏腹に、いざ陣痛が始まったらいつ入院したらよいのか不安に思っている方も多いと思います。
そこで入院のタイミングについてお話したいと思います。

*陣痛
 痛みを伴う子宮の収縮が1時間に6回以上、または10分間に1回以上ある程度規則的に起こるようになった時をお産の始まりとします。
そのまま1時間~2時間様子をみて徐々に痛みが強くなっている・間隔が短くなっている場合は当院に連絡をしましょう。
(ただし、経産婦や初めての出産でも医師より入院の時期の注意があった場合は早めに連絡をしましょう)
前駆陣痛(定期的に痛みを伴う子宮収縮があるが、時間の経過とともに弱くなる・遠のく状態。早ければ35・36週くらいから感じる方もいます)では入院にはなりません。
陣痛での入院の場合、個人差が大きくタイミングは異なります。
陣痛の様子や自宅からの距離等でも其々違いますので、ご相談ください。

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*破水
 赤ちゃんの入っている胎胞(膜)が破れて中に入ってる羊水が出てくる状態をいいます。
量の多少は関係なく、突然水っぽいのが流れたら(自分の意志とは関係なく出てくる・何度も流れ出てくる)破水の可能性があります。
破水をしたら感染予防の薬を内服や投与して様子をみますので、入院となります。陣痛がきていなくても入院ですので、準備をして連絡をしましょう。

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*出血
 お産が始まると子宮の入り口が開いてきておしるし(血の混じったおりもの)
が出てきます。おしるしだけでは入院にはなりませんが、陣痛がきていておしるしが増えてきた場合は、少しずつお産が進んでいると思われます。
連絡をしましょう。
また出血が多い場合は常位胎盤早期剥離等の異常も疑いますので、早めに連絡をしましょう。

*胎動が少ない
 陣痛がきている時にも、赤ちゃんは一緒に頑張っています。出産が間近になると大きな胎動はなくなりますが、(突然逆子になる等)外に出てくる直前まで胎動がなくなることはありません。胎動が少ない・または胎動を感じないという状況はお腹の赤ちゃんが具合が悪いのでは、苦しいのではと疑います。
立っていたり動いてる時よりは横になったほうが胎動も感じやすいです。もし胎動が少ないと思った時は横になり30分ぐらい様子をみて、それでも感じにくい時は連絡をしましょう。
場合によっては入院になります。

 当院にご連絡いただいた時に産婦さんに伺いたい事はこんなことです。
①お名前・診察券の番号・予定日・お産の回数
②陣痛の開始時間と今の陣痛の間隔・陣痛発作の長さ・痛いところ
③破水・出血の状態
④胎動の有無
⑤ご自宅から病院までの所要時間と来院手段
⑥医師より言われている注意点 など

 お産は急に始まります。様々な出産の徴候に戸惑ったり、不安になったりするかと思いますが、気軽にご相談ください。

 陣痛はただ痛いだけ、つらいだけなのでしょうか?
陣痛が始まる時期には胎盤の寿命が関係しています。それに伴い「外に出たい」という赤ちゃんのメッセージが陣痛を起こさせるのです。
陣痛はお腹を切った時や骨折の痛みとは異なり痛い時と全く痛くない時があります。陣痛が始まった初期の頃は痛い時が30~40秒くらいで痛くない時は10分弱です。この頃はまだまだ余裕があるので、食事をとったりお風呂に入ったりしてお産に備えつつ普段通りに過ごしましょう。だんだん進行してくると痛い時が1分以上続くようになり痛くない時が5~6分くらいと短くなってきます。この頃はリラックスできる体位をとりながら過ごしましょう。更に出産間近になると痛くない時が1~2分と最も短くなります。この頃は自分でも信じられない位の力がみなぎってきます。
陣痛にはオキシトシンというホルモン分泌がとても重要です。陣痛ホルモンのオキシトシンがしっかり出てくると子宮を収縮させるだけではなく脳内の幸せホルモン「セロトニン」の分泌を高めてくれます。セロトニンは赤ちゃんやパパに対する愛おしさが増し心を落ち着かせてくれる働きをします。
陣痛ホルモンのオキシトシンはリラックスすることによって有効に分泌されます。
更に陣痛が強くなりお産が進行してくると脳内で「β-エンドルフィン」というホルモンが分泌されます。これは痛みのセンサーを鈍くさせるホルモンで時間と共に増えていきます。マラソンなどで長時間走り続けると気分が高揚してくる「ランナーズハイ」というものに似ていてお産の時にもこのホルモンが分泌されます。痛みに慣れてきて集中力を持続させ、いざという時に持てる力を充分発揮できる働きがあります。
これらのホルモンが出るために、時間がかかっても「陣痛」をのりこえることができるのです。
お産に対する恐怖心や緊張感を持たずにポジティブシンキングで臨めば身体の力が抜けてスムーズにお産が進行します。
そのためにもイメージトレーニングをしておくことをお勧めします。
女性はみな「産む力」をお持ちです。赤ちゃんと自分の力を信じて安心してお産に臨んでください。

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入院時の持ち物


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  ・ パジャマ(前開きで上着が長めのもの)
  ・ 赤ちゃんの洋服(退院時に着る洋服とおくるみ)
  ・ 母子手帳  ※ 入院証書は事前にもらっている方のみお持ちください
  ・ 5万円のお預かり証(退院までにご準備ください)
  ・ 外来通院中に処方されたお薬(下剤・鉄剤など)
  ・ 常用薬(喘息の薬など)
  ・ 印鑑

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  (追加であれば便利なもの)
  ・ 産褥ショーツ(2~3枚)
  ・ バスタオル
  ・ 生理用ナプキン
  ・ 産褥ブラジャー(乳帯)
  ・ イヤホン
  ・ スマホの充電器
  ※ コンタクト使用の方は眼鏡をご持参ください

分娩時に必要な『お産セット』は入院時にお渡しします。

『お産セット』の内容:
 1 産前・産後シーツ               ・・・各2枚
 2 お産前のショーツ               ・・・2枚 [1枚]
 3 オサンパット L               ・・・3枚
     〃    M(10枚入)         ・・・1袋
     〃    S(10枚入)         ・・・2袋 [1袋]
 4 スリッパ                   ・・・1足
 5 BOXティッシュ               ・・・1箱
 6 産褥後用腹帯                 ・・・1枚
 7 分娩直後パット                ・・・1組
【イメージ】
 8 産褥ショーツ                 ・・・1枚
 9 産褥ブラジャー(モーブラ)          ・・・1枚
10 母乳パット                  ・・・1箱
11 ウェットティッシュ              ・・・1袋
12 フェイスタオル                ・・・1枚
13 バスタオル                  ・・・1枚
14 寝衣(分娩前使用)              ・・・1枚
15 アメニティーグッズ              ・・・1セット
  (シャンプー・リンス・ボディーソープ・歯ブラシセット・マグカップなど)

※上記[  ]内は、帝王切開用お産セットの枚数です。
帝王切開の方は、上記他に「手術後の寝衣」及び「弾性ストッキング」が含まれます。
又、さらしも必要ですが当院にて購入する事ができます。
・モーブラは購入する事も出来ます。