当院について

出産までの心構え

お母様のお腹の中の赤ちゃんは、最終月経から約280日間かけて生まれてきます。
出産までの妊娠期間が、穏やかで順調でありますように心と身体のリラックスが大切です。

妊娠初期

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この時期は、生理前のような軽い腹痛や少量の出血が出やすい時期です。また、つわりによる体重減少、ねむけ、だるさ、頭痛等が出やすい時期です。無理をせず、規則正しい生活を心がけましょう。これから始まる妊娠から出産、育児へのスタートとなる大切な時期でもあり、大きな期待と共に不安や悩みも多いかと思います。ご家族、ご友人、先輩ママ達の意見も参考にして、理想と現実を踏まえた上で、個々のライフスタイルに合った妊娠期間を過ごせるように心がけましょう。

妊娠中期

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お母様の身体もお腹の中で赤ちゃんを育てる環境が整ってきます。体調が悪くなければ、妊娠前と同じような生活で良いでしょう。ただし、体重増加もしやすい時期ですので食べ過ぎにならないように注意しましょう。柔らかく、食べやすいものばかりの食生活ですと食べ過ぎになりやすいので、大きめに調理してナイフやフォークを使ってゆっくりとよく噛んで食べるのも良いでしょう。(便秘解消にも良いです)。また、乳製品や果物等をあまり摂り過ぎないようにしましょう。4D超音波検査やマタニティエクササイズ、スイミングもこの時期からとなります。

妊娠後期

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お母様のお腹もだんだんと目立つようになってきて、ちょっとした動作でも「よいしょ」と声が出たり、足元も見づらくなってきますので、妊娠前よりゆっくりとしたリズムで生活するように心がけましょう。疲れていたり、良く動いた日には、時々お腹の張りを感じることもありますが、痛みを感じるような張りやどんどん強くなるような張りでなければ問題ないでしょう。張りを感じるときは、なるべく安静につとめ、ご自分の体力や体調をよく理解して、無理のない生活を心がけましょう。

赤ちゃんの個人差もこの頃から出てきます。お母様、御主人様ともに大きく産まれたご夫婦からは大きい赤ちゃんが、お二人とも小さく産まれたご夫婦からは小さめの赤ちゃんが産まれて来るのが一般的です。36週頃からは、今までとは違って体調が悪くなければどんどん積極的に動くようにしましょう。お腹が張ることで、産道を拡げ、児頭が下降し出産の準備が始まりやすくなります。また、産むときのことばかりが気になりますが、産後1カ月間位の生活をイメージし赤ちゃんがお家へ帰ってからのおむつ替えや沐浴、授乳のことなどを予習しておくことも大切です。